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【雨穴(うけつ)著】変な家を読んでみた感想【ネタバレ注意】

雨穴著・変な家
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ども~、まるた(@maruta0926)です。

今回は話題の書籍「変な家 雨穴著」を読んでみた感想をお伝えしたいと思います。

【雨穴(うけつ)さんとは】

オカルト系を中心に執筆しているウェブライターです

ユーチューバーとしても活躍されており、「不動産ミステリー・変な家」は1,000万回以上再生されている人気動画となっています

書籍化された「変な家」はこの動画と後日談に関してまとめられたものです

30万部を突破し、映画化も決定されている大ヒット書籍ですよ~

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【この記事はこんなかたにオススメです】

  • 不動産ミステリーを読んでみたいとお考えのかた
  • 家の間取り図を見るのが好きなかた
  • 普段あまり本を読まないかた
  • 独特の世界観の中でゾクゾクしたいかた など

若干のネタバレを含みますので、気になるかたは是非読んでいってくださいね。

クレームは受け付けませんので自己責任でお願いします(`・ω・´)

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それでは第一章からどうぞ(`・ω・´)

第一章「変な家」流れと感想

第一章は【不動産ミステリー・変な家】の動画にもなっている内容となっています。

筆者がこの本の購入を決めたのは、不思議なテンポのキャッチーなこの動画に完全に引き込まれてしまったからでした。

雨穴さんのキャラクターも個性的で非常にシュールです。

それでは流れからいきましょう~

【第一章の流れ】

雨穴が知人から「購入を検討している都内の中古一戸建て物件」の相談を受けるところから一連の話は始まります。

その物件の間取りには不可解な点があり、雨穴は知人のオカルト好きな設計士に相談を持ち掛けます。

間取り図上の不自然な「一階台所の謎の空間」「二階の窓のない囲われた子供部屋」「子供部屋に備え付けられたトイレ」「二重の扉」「一階の浴室と二階の二つの浴室」などに焦点をあて推理していきます。

図面を重ねることにより初めて見えてくる事実、雨穴と設計士によって一つのストーリーが見えてきます。

この一軒家は殺人のために作られた家だったのかもしれないということ…

そしてこの仮説は現実味をおびていきます。

この一軒家の近くの雑木林でバラバラ死体が発見され、購入を検討していた知人は購入を断念。

ここで話は終わりかと思いきや、雨穴はこの間取り図が頭から片時も離れず気になっており、情報を集めるために記事を書くことにするのであった。

この書籍は会話形式で物語が進行していくので、大変読みやすく読書慣れしていないかたにもスラスラと読み進めることができる印象です。

いきなり本から入るのは抵抗があるというかたは、まずは動画をご覧になっていただいてから続きが気になるようであれば本を読んでみるという流れが良いですよ~

第一章の感想

初めて動画を見たときも思いましたが、一つの図面から「殺人を行うために作られた家」という仮説を立てられるのが、ぶっ飛んでるな…と思いました。

会話形式なので読んでいる自分も登場人物の一人になった気で読み進めていました(笑)

序盤から引き込まれる感じが、この後の展開に期待してしまいますね。

必要な箇所に図面の画が図面の画が挿入されているので、ページをさかのぼって図面を確認する必要がありません。

読み手のことを考えてレイアウトされている点も良いですね。

第二章「いびつな間取り図」流れと感想

第二章からは動画はありませんので、ここから先は結構なネタバレを含みます。

嫌なかたはここでフェードアウトしてくださいね~

それではよろしくお願いします~

【第二章の流れ】

都内の中古一戸建て物件の記事を公開した雨穴のもとに「あの間取りに心当たりがある」という人物から一通のメールが届く。

何度かやり取りを重ね、実際に会ってみるとその女性は「あの家の住人に夫を殺されたかもしれない」という…

そして「あの家の住人がかつて住んでいたかもしれない」という埼玉県内にある一軒の住宅の間取り図を出してきた。

それは「窓のない子供部屋」「子供部屋に備え付けられたトイレ」「一階脱衣所の謎の空間」一軒目の東京の戸建てに作りが似ている第二の家だった。

しかしその一軒家の間取り図には「謎の三角形の小部屋」もあり、いったん雨穴は話を持ち帰りオカルト好きな設計士とともに、さまざまな仮説を立てていく。

そしてある程度話がまとまったところで、再度女性と会う約束を取り付ける。

雨穴は女性と会う前に「第一の家・都内の一軒家」へ向かい、その家の隣に住む住人から有力な情報を得た。

その情報を女性へ伝えたところ、女性は嘘をついていたと謝罪し都内の一軒家に住んでいた住人の妹だと白状した。

この女性は殺された被害者の妻ではなかったのだ…

女性が当時10歳のころ、二歳年上の姉が失踪。

両親は事のいきさつを知っていたが、教えられることもなかった。

高校卒業とともに就職し家を出て一人暮らしを始め、20歳を過ぎたころ唐突に女性のもとに姉から連絡がくる。

結婚し埼玉県内で暮らしている…その後子供が生まれ東京に引っ越したと…

その引っ越し先が第一の家・殺人のために作られた一軒家だった。

女性は一度だけ家に招待されたがそれっきり姉とは音信不通となり、もぬけの殻になっていたという。

姉のことが心配だった女性は偶然雨穴の記事を見つけ、コンタクトをとってきたのであった。

子供のころの姉の失踪が全ての発端と感じた雨穴は、少しでも手掛かりを掴みたいとオカルト好きの設計士も交え、三人で話し合おうと女性に提案した。

第二章も違和感だらけの間取り図が掲載されていますので、考えながら読み進めていくと面白いです。

できるだけコンパクトにまとめたつもりですが、あえて詳細に載せていませんので、気になる方は書籍でどうぞ~

第二章の感想

まさかの住人の妹の登場に「マジか…」状態。

そこは全く予想していなかった…

精巧に入り組まれたミステリー小説ではなく【ライトノベル感覚】で読み進められてしまうので、展開は早く感じますね。

また第二章の最後のページに、時系列で簡単な流れが記載されていますので非常に分かりやすいです。

第三章「記憶の中の間取り」流れと感想

物語もあっという間に後半戦です。

ここまで読んでくださったかたなら、若干のネタバレ大丈夫です…よね…?

このまま第三章もお付き合いくださると嬉しいです~

【第三章の流れ】

ここで第三の家が登場します。

それは女性の記憶に基づいて女性が書き記したシンメトリー(左右対称)の一軒家の図面。

女性の父親の実家であった。

手書きの図面や家系図を見ながら女性の話に耳を傾ける二人。

「窓がない部屋」「開かずのふすま」「玄関正面の長い廊下の突き当りに鎮座する巨大な仏壇」「その仏壇前で亡くなった幼い従弟」

オカルト好きの設計士が話を聞きながら仮説を立てていく。

「図面にない隠された部屋」「仏壇の謎」「開かずのふすまの鍵」「裏ルート」

殺人屋敷としての本当の顔を図面に書き足し見えてきたのは、代々この家で殺人が繰り返されてきた異常な過去だった。

没落してしまったが、もともとこの家は名家。

後継問題など家の秘密を守らねばならず、女性の姉の失踪は後継者として教育されるためにこの殺人屋敷で洗脳を受けていたからではないか…と。

仮説を確かめるべく女性はこの屋敷に行くことを決意。

しかしその夜、険悪な関係だった女性の母親からの急な電話があり、後日雨穴と共に母親の自宅へ向かうことになった。

盛り上がってまいりました。

いよいよに物件についての「謎」が解明されていきます。

ここも詳しく説明していません、だいぶ省略しています。

気が変わって「本読んでみようかな~」って思ってくださるかたがいらっしゃるかもしれないと思ったからです~

第三章の感想

まさかこんな秘密の通路があるなんて…

殺人トリックの仮説もお見事の一言。

こんなストーリーよく思いつきますね、関心しちゃいます。

ゾクゾクするよりも、この後の展開にワクワク感のほうが強いです。

この第三章の図面だけ「鉛筆で実際に手書きされた図面」「女性の書いたようなリアルな筆跡」もあり、余計に不気味さが引き立ちます。

第四章「縛られた家」流れと感想

いよいよラストになりますが、こちらも完璧にはネタバレはしません。

しかしネタバレであることに変わりないです…

「あ~、こういう話なのね~」っと思っていただける感じを意識して簡潔にまとめました~

【第四章の流れ】

女性の母親が暮らす家で事の真相が明らかになる。

何十年も縛り続ける古き家の呪いのような因習…

話は明治から大正にかけてさかのぼる。

この家は複数の事業で莫大な財を築いたが、後継者問題で骨肉の争いが絶えず、ワンマン経営者の一家の大黒柱が亡くなり後を継いだ長男の不貞問題もあり、みるみる衰退していったそう…

長男妻の壮絶な自殺後、長男は謎の呪術者に入れ込むようになり呪術者の教えを五ヵ条にまとめ、それを家訓として子供たちに厳しく教え込んだ。

その悪習が殺人

教えに従い現在も受け継がれているのだった。

女性の姉はこの悪習から家族を守るため後継者となり、殺人を行うための家に事情を知っている夫と生まれたばかりの子供と住み、殺人の儀式を遂行しているように見せかけていたという。

しかし実際は殺人はせず、死体から儀式に必要なものを「いただいた」のであった。

上手く騙せていると思っていたがバレてしまい、姉の夫は命を捨ててこの悪習から家族を守ろうと、元凶となる人物たちを殺して捕まってしまいます。

時は過ぎ…

その後女性は雨穴に手紙を送り、姉と子供は母親と暮らしていると近況報告をする。

雨穴とオカルト好きの設計士はコーヒーを飲みながら、今回の謎について憶測を重ねた…

代々続いている悪習の詳細や、人物相関図など詳しくは記載しませんでした。

ザックリこんな流れのお話ということを分かっていただけたら嬉しいです。

そしてこの書籍に興味をもっていただけたら、もっと嬉しいです~

第四章の感想

雨穴さんの世界観満載な一冊でした。

陰湿で暗い忌まわしい因習を、間取り図を使って解明していく話は斬新でグイグイ引き寄せられてしまいました。

最後の謎を残したまま憶測で終わる感じが少し納得いきませんでしたが、じめ~っとした気持ち悪さが後を引く、不思議な感覚を味わえる一冊だと思います。

この後味の悪さが雨穴さんらしいような気もしましたね。

「スッキリした~」とは言えませんが、逆にそれが良いとも言える【変わり種の本】です。

以上、話題の書籍【変な家 雨穴著】を読んでみた感想でした。

機会がありましたら手に取って見てみてくださいね。

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雨穴(うけつ)最新作【変な絵】2022年10月20日より発売中!

大ヒットしたデビュー作【変な家】

次は書籍の映画化決定、ノリにのっている雨穴さんの待望の2作目が発売されました(∩´∀`)∩

その名も…

変な絵

奇妙な図や絵が絡み合うスケッチ・ミステリーとのことで、どんな内容になるのかワクワクが止まりません!

きっと前作の変な家を超える面白い作品になっているに違いありません。

そう期待せざる負えません(`・ω・´)

本屋さんはもちろん、Amazonさんや楽天ブックスさんなどのネットショップでも販売中になりますので、気になるかたは是非チェックしてみてくださいね☆

雨穴最新作・変な絵の感想ブログをアップしましたので、気になるかたはコチラです♪

期待通り面白かったですよ~

雨穴・変な絵アイキャッチ
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それでは、じゃねーん!

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