茂庭荘は2022年3月16日(水)の深夜に発生した地震により、2022年3月17日(木)をもって閉館することになったそうです。
詳しくは茂庭荘公式サイトをご覧ください。
こちらの記事は筆者の思い出として残させていただきます。
ありがとうございました。
どもです~、温泉に行くならお得に安く行きたい!まるたです。
筆者は宮城県仙台市在住なのですが、今回は「仙台駅から車で30分の温泉宿」というざっくりとしたテーマで(笑)、仙台市太白区にある茂庭温泉へ行ってまいりました~
…あ!もちろんこちらのテーマ「1人10,000円以下で安く宿泊できる温泉宿」も忘れずに、条件に合った旅館を探しましたよ~
筆者の温泉旅行の基本は
お得に安く…ですからね(強調)
仙台市内の温泉地といえば「秋保温泉」や「作並温泉」だけじゃないんです。
知る人ぞ知るマイナーな感じがそそられる茂庭温泉ですが、今回お邪魔した旅館のキャッチフレーズが
心やすらぐ料理自慢の宿
と公式サイトに堂々と記載されているので
これは行くしかあるまい…と温泉旅行は温泉よりも料理を重要視する筆者にピッタリでしたので予約した次第です。
この記事が皆様にとって、仙台の温泉宿選びの参考になれば嬉しいです~
それでは予約内容からまいりましょう!
予約内容
- 予約サイト…じゃらん
- 予約した宿…茂庭荘
- 予約プラン…1泊2食付き(夕朝)、仙台名物せり鍋×下北鮮魚コース
- 部屋…なとり館和室8畳+2畳(禁煙)、バスなし・トイレ付
- 料金…平日1名あたり9,900円(税込み)
- チェックイン…15:00~18:00
- チェックアウト…10:00
- 決済方法…現金またはクレジットカード払可
※別途、入湯税1人150円
※予約サイトや利用人数、時期により料金やプラン内容が変わりますので、ご注意ください(今回の宿泊時期は2021年12月、2名での利用になります)
…って今気づきましたが、入湯税いれたら1人10,000円超えてるやん!
すみません、おまけしてくださいぃぃぃ~
次回から気をつけます…
さて今回の宿泊先の茂庭荘は、仙台市内中心部からのアクセスが良いのも魅力ですよね。
車で向かう場合は、東北自動車道仙台南I.Cから約3分で旅館に到着できてしまうので迷わずに到着できそうです。
仙台市内の温泉宿「茂庭温泉 茂庭荘」
茂庭荘の駐車場は、隣接施設の旧伊達伯爵邸 鍾景閣(しょうけいかく)と一緒になっています。
お料理屋さんでランチもありますので、気になるかたは鍾景閣の公式サイトをご覧ください。
茂庭荘は総客室数47室の温泉旅館で、料理の素材やプランの見直しなどを徹底的に行い2021年11月に料理自慢の宿としてリニューアルオープンしました。
以前あった「朝風呂」や「日帰り入浴のみ」の利用ができなくなり、個室休憩の食事つき日帰り入浴プランに切り替えになっていますので、ご利用の際はお気をつけくださいね~
画像だと見づらいですが、入口にも注意書きの看板がありました。
中に入ると正面に仙台四郎の像がお出迎え。
右側にはフロントがありますのでチェックインをすませます。
フロント左側のスペースには、温泉宿には珍しいシャンプーバイキングもあるのでお気に入りのシャンプーを借りて温泉タイムも良いですね。
フロント右側には小さめな売店がありました。
商品のラインナップは少なめなので物足りないかたは、車で30分ほどで仙台駅に到着しますので仙台駅のお土産売り場や仙台駅併設の商業ビル・エスパルなどに足を運んでいただいたほうが良いかもしれません。
今回は筆者のアンテナに引っかかる宿土産は発見できませんでしたので、購入しませんでした~
そして売店のすぐ脇には、ビールサーバーとアイスクリームが販売されています。
湯上りに「くぅぅぅ~!」っといきたいですね~
…あ、筆者はお酒が飲めないんだった(笑)
向かいにはロビー、新聞やテレビもありますよ。
ロビーの奥にはレストラン「旬菜寿々・けやきの杜」があり、こちらで夕食と朝食をいただきます。
レストランの前にはウェルカムサービスのドリンクがあるので、椅子に座ってゆっくりするのも良いですね~
茂庭荘の館内図はこのようになっています。
フロントのある本館(ひろせ館)と露天風呂のある新館(なとり館)が、1階の連絡通路でつながっています。
全館禁煙になりますので、喫煙する場合は外になります。
※喫煙場所…会議室エリアの中庭、なとり館ラウンジの外、正面玄関の外
ここから部屋に向かいますが移動距離が長めなので、案内図も掲げられています(笑)
館内のいたるところに自販機が置かれていますが、なとり館に向かう通路にあるこの自販機のみなんと…
「100円の飲み物販売中でしたぁー!」
…興奮のあまり声が大きくなってしまう(笑)
これは非常にありがたいですね~
宿によってはこれでもかとボッタクリ値段で販売している所もあるなか、良心的で助かります!
何度も言いますが、この自販機のみなので他販売機の値段は違いますのでお気をつけください~
通路の壁には昔の写真などが飾られていました。
天井からは造花の藤の花が垂れています。
お館様いるんかい(笑)
大人気の鬼○の刃のキャラクターが隠れていました。
お茶目な宿ですね、茂庭荘って(笑)
鬼○の刃を知っているかたならきっとクスっとしてしまうでしょう。
通路は寒いですが、間隔をあけてヒーターが数台置かれていますので宿の配慮を感じます。
通路左側には会議室とキッズルームがありました。
ここの中庭が喫煙所となっています。
※こちらは2階から撮影した中庭になります(灰皿完備)
長い通路を進むと
なとり館のラウンジがあります。
こちらの外も喫煙所となっています。
なとり館のエレベーターに到着です。
今回宿泊する部屋はなとり館にありますので、このエレベーターで移動しますよ~
客室フロアにつくと目の前に電子レンジが。
電子レンジはなとり館4階とひろせ館3階に設置されていますので、必要なかたはご利用ください~
旅館のお部屋
今回予約したお部屋は8畳+2畳の和室バスなし、トイレ付になります。
布団は夕食をいただいている間に敷いてくれますので楽ちんですね~
多少の古さはありますが、こじんまりとしていて落ち着く空間。
今回の宿泊は2名での利用ですので、部屋の広さもちょうど良い感じです~
窓際には腰掛スペース?
簡易ベッドとしても使えそうですね。
4階の部屋からの景色はこんな感じです~
部屋の照明が反射しちゃってますね…
断崖というか絶壁というか、部屋の場所にもよるかもしれませんが景観はあまり良いとは言えません。
部屋の備品は他の旅館と大差ありません。
しかしよ~く見るとこの金庫…
いまどき珍しい100円入れないと使えないタイプの金庫!
このタイプの金庫は使い慣れていないので、ちょっと苦戦しました(笑)
100円は戻ってきますのでご安心ください~
部屋で使えるWi-Fiも完備されています。
日中の時間帯は繋がりづらかったですが、夜には接続できました。
タイミングもあるかもしれません。
そして温泉旅館になくてはならない茶菓子は、宮城民だったら誰もが知っているこの企業。
お茶の井ヶ田の菓子・千日餅です。
お茶の井ヶ田といえば喜久福が有名ですが(大人気漫画の呪○廻戦にも登場しました)
千日餅も宮城の土産にもってこいな一品ですよ~
もちもちとした食感に程よい甘さの餡がお茶うけにピッタリなんです。
お茶の井ヶ田・喜久水庵備えつけの館内の案内ファイルは必ず確認しちゃうんですよね~
チェックイン時にも案内用紙がもらえ、フロント貸出品も詳しく記載されていました。
温泉旅館でヘアアイロンの貸出は珍しい!
ヘアアイロンって何気にかさばりますし、貸出していただけると助かるかたも多いのではないでしょうか。
宿泊者の目線に立ってサービスしてくださる素敵な旅館ですね。
アメニティ(歯ブラシ・ブラシ・カミソリ)は浴衣と一緒に置かれていました。
女性用の浴衣はピンクの可愛らしい色合いです。
男性用もカラフルな色があると面白いんですけどね~
洗面台には人数分の紙コップとハンドソープ、手拭きタオルのみ。
化粧水などはありませんので、自身で準備が必要です。
トイレにはウォシュレット完備。
個人的に温泉旅館を予約するときは、部屋にトイレがあるプランで申込みすることが多いです。
共同トイレだと部屋から遠い場合は不便ですからね~
茂庭荘の温泉について
茂庭荘の温泉は2ヵ所の内風呂(うち1ヵ所露天風呂あり)があります。
まずは、なとり館2階の浴場からいきましょう~
なとり館のエレベーターを2階で降りると目の前にマッサージ機とカラオケルームがありました。
マッサージ機は10分100円で利用できます。
マッサージ機とカラオケルームの隣には居酒屋おいでがありますが、現在営業しているかは確認していませんでしたので、気になるかたはフロントまで~
通路を進むと手前に男湯、奥に女湯があります。
釜渕の湯は男湯の方が広めに作られていて、洗い場にはシャンプー・コンディショナー・ボディソープのみ設置されています。
浴場から露天風呂へ向かう道には畳が敷かれていましたので、足裏がひんやりすることも少なかったです。
内風呂よりも露天風呂のお湯の温度のほうが高い感じがしました。
女湯も洗い場にはシャンプー・コンディショナー・ボディソープのみ設置してありますが、脱衣所にぶるぶるマシン(フィットネスマシン)が置いてあり無料で使用できるようです。
洗面スペースにはドライヤーと綿棒のみで化粧水は客室同様、設置されておりません。
※温泉の源泉は2ヵ所とも同じなので、詳しい泉質などはひろせ館の浴場を紹介後にお伝えします~
お次はひろせ館の浴場ですが、なとり館の客室からは距離があるので少々面倒くさいかもしれません。
フロントまで移動し、右側にあるエレベーターで2階まで向かいます。
2階で降りるとすぐ右側に雑誌コーナーがあり、目の前のラウンジで座って読めるようになっています。
この雑誌は仙台のタウン情報誌で、さまざまなお店が紹介されていますよ~
ラウンジ奥に進むと浴場の案内ポップが貼られていますので、左に進みます。
事務所のドア感ハンパないです(笑)
こちらの浴場は女湯が広めな作りになっています。
釜渕の湯同様、洗い場にはシャンプー・コンディショナー・ボディソープのみ。
シャワー圧が弱いのが気になりましたが、温泉の温度は体感的に41~42℃くらいでしたのでちょうどよかったですよ~
洗面スペースに化粧水などはありませんでした(ドライヤー・綿棒はあり)
茂庭荘の源泉
- 源泉…新釜渕の湯
- 泉質…カルシウムー硫酸塩泉(Ca-SO₄泉)・低張性中性冷鉱泉
- 効能…動脈硬化、やけど、切り傷、神経痛、慢性消化器病、慢性皮膚病など
浴場が2ヵ所あるので気分によって変えるのも良いですよね~
ただ、新朋の湯があるひろせ館は今回の客室があるなとり館までだいぶ距離がありますので、少し湯冷めしてしまいました(笑)
冬に宿泊する際は館内用の暖かい羽織など持参したほうが良いかもしれません。
旅館の夕食内容
茂庭荘はお品書きが置いてありました、やったー。
お品書きがない旅館では、ネーミングセンス皆無の筆者が「勝手に名付けて料理の紹介」をしていたわけですが今回はお品書きの品名通りにいきますよ~
夕食時間は18時~20時まで、ひろせ館1階のレストラン「旬菜寿々・けやきの杜」でいただきました。
一気にドーンと全品出しではなく、頃合いを見計らって給仕スタッフさんが料理を運んできてくれます。
ドリンクメニューはこんな感じです。
宮城県の地酒も豊富にありますね~
その他にビールやサワー、ソフトドリンクもありました。
さて、お料理にまいりましょう~
まずは先付け、三種盛り合わせ。
左側のイカの和え物が特にクセになりそうな味わいでした。
お造りはマグロ・ヒラメ・カンパチです。
次は焼き物。
筆者が好きな銀鱈の照り焼きです~
ふわっふわの身と甘じょっぱい味付けがたまりません。
揚げ物は鱈菊の天ぷら。
揚げたてアツアツのものを持ってきてくださいました、嬉しい!
鱈菊ってなんであんなに美味しいんでしょうねぇ~
鱈菊はもちろん、ナス天もかぼちゃ天も好きなので、これは筆者の幸せ皿です~
酢の物ですがこれは何と読めば良いのでしょう…
氷頭なます
読めなくてすぐさまググりましたよ。
…というか、ひずまなすってなんじゃい!?
このような珍味はなかなか味わう機会がありませんので、貴重です。
軟骨特有のコリコリとした食感が特徴的でした~
今回予約したプランのメインはコチラ。
仙台名物せり鍋(鴨肉)
2名なのに3.5人前くらいのボリューム!
大食漢なかたでもこの量ならご満足いただけるのではないでしょうか!
鍋に入れるせりは根っこまで食べますが、葉や茎の部分のシャキシャキ感と根っこの風味が口いっぱいに広がってたまらないんです~
鴨肉から出たダシに、ご飯の代わりのメニューの蕎麦を入れていただく〆までバッチリ。
食べたことのないかたは是非1度召し上がっていただきたい!
仙台は牛タンだけじゃないですよ、冬はせり鍋…おすすめです。
ご飯も食べたいかたは、注文できますので安心してください~
チェックアウトの精算時に確認しましたが、お品書きに載っていなかった白米の追加注文分は無料になっていました。
サービスなんですね、ありがたいです。
最後にデザートはパンナコッタのフルーツソース。
色鮮やかで綺麗ですね~お腹いっぱい、ごちそうさまでした。
1つだけ夕食時に気になった点ですが、料理が運ばれてくるテンポが結構ゆっくりなので食べるのが早いかただと給仕係のスタッフさんに、料理を催促するなんてこともあると思います(笑)
朝食はバイキング
朝食も夕食時と同じレストラン「旬菜寿々・けやきの杜」にていただきますよ~
チェックイン時に渡された朝食券を忘れずにお持ちください。
朝食時間は7時~8時半までで、バイキングになっています。
バイキングの大皿料理の画像の撮影は、衛生面からもご迷惑になりますので控えました。
おかずはバランス良く20~30種類ほどあり、白米やパンのほかにお粥も準備されていました。
ジュースや牛乳、コーヒーもありますよ~
バイキングの揚げ物ってしなっとしている場合が多いですが、茂庭荘の揚げ物はカリッカリで食感抜群でした。
筆者は朝食に毎日欠かさずヨーグルトを食べているので、温泉に来てもヨーグルト食べたい欲は抑えられません(笑)
きな粉と黒蜜の組み合わせって美味しいですよね~
朝食を食べ終えたら部屋の荷物の片づけをして帰路につきました。
最後にまとめ
今回は仙台駅から車で約30分、茂庭温泉 茂庭荘へ1泊させていただきました~
スタッフの皆さんは物腰柔らかで丁寧に接してくださいますし、話す声も大きく聞き取りやすくて感じが良かったです。
茂庭荘のコロナ対策はこのような形で徹底されていました。
もちろん宿泊者側もコロナ対策をして伺っていますが、旅館側の取り組みが目に見える形(このようなPOPも含めて)で伝えてくれるのは安心できますよね。
この度はありがとうございました。
以上、仙台駅から車で30分の温泉宿(1人10,000円以下で安く宿泊できる温泉宿)をお送りしました~
皆様にとって少しでも宿選びの参考になれば幸いです。
それでは、じゃねーん!